最初に引率の末廣さんはじめ、青木さん、伊藤さんご夫妻、大高さんご夫妻、北村さん、小林さん、とても楽しい旅をありがとうございました。
絶対に海外には行かないと思っていた私にとって、この「視察の旅」が始めての海外旅行でした。派遣された息子が痩せていて、食料を送っても中々届かないので是非とも届けねばと使命感に燃えての出発です。長崎の私の両親、家族、友達、近所の方達も大変心配していました。なんといってもアフリカの途上国にいくのですから。
しかし、着いてビックリ。久しぶりに会う息子は現地の方のようなヘアスタイルで我が息子と認識するのに5分程かかり、また痩せてもなく、元気そう!ザンビアの車、トラックはほぼ日本車で、まるで日本にいるみたいです。首都は途上国の風景ではなく、想像していた国とは違っていました。
首都から陸路で7時間行った息子の任地は、茅葺屋根の家などありますが、車を所有している家も多数あり、少し歩くと市場、スーパーもあり買い物に不自由はなさそうです。その日のご飯は鶏を一羽買ってきて、隣の方に手伝ってもらい日本のカレーとシマを、庭で一緒に食べました。私は移動7時間後の事で、あまり元気が出なかったのが悔やまれます。
学校は休みで授業を見学することはできませんでしたが、校長先生、同僚の先生方にご挨拶させていただいたり、生徒に会ったりと楽しい時間を過ごしました。
想像していた国とは違いみんな生き生きしていました。洗濯機やガスがなくても。庭でのんびり落花生の皮をむき、その周りを子どもが遊び、井戸に水汲みに行き、川で洗濯をして生きていく、生活していくとはシンプルな事なのだと思いました。任地には丸1日しかいられませんでしたが、いい経験をさせてもらいました。
息子には残りの期間、何事もなく、ザンビアの方々にリスペクトをもって(ご同行の伊藤さんのお言葉より、私も強く思いました)任地での生活を全うしてほしいです。また、世界中に赴任されているJICAボランティアの方々、これから行かれる方皆さんが無事に任期を終え、帰国されますことを願っています。
最後に道祖神の久世様、育てる会の冨岡様、出発前の和やかな説明会、ありがとうございました。では、皆さまのご多幸とご健康を願って、感想文を終わりといたします。 |