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「現地視察の旅」マラウイコースに参加して

マラウイ 上田 美都子さん
−上田 安男 隊員(H26-2次隊/コンピュータ技術)の奥様

 The Warm Heart of Africa マラウイへの旅の記憶として綴っていきたいと思います。
「協力隊活動現地視察の旅」に参加してマラウイへの旅が終了し、一番に感じることは、これまでの海外旅行とは違い、又なんどでもその感激を振り返ることが出来ること。実はマラウイから帰国しすぐにブログに(The Warm heart of Africaマラウイへの旅その1〜その5)まで綴ってまいりました。その新鮮な思いを下敷きに書かせていただきたいと思います。
 まず今回の旅の参加者の皆様はほとんどの方が青年海外協力隊員のお父様やお母様方。私のように隊員の妻の立場で行った人は一人もなく、育てる会の担当者の方、引率の新様には一方ならぬお世話になったことを、紙面を借りてお礼申し上げます。たった一人でアフリカ・マラウイなどという地に行く等と言うことは、とてもとてもと難色を示しておりましたので、このような形で参加させていただき感謝しております。そしてこのような未知への国へ行かせてくれた主人にも。これまでも何度も海外旅行は経験しておりますが、このような目的が明確な旅は本当に意義あるものでした。
但し主人の仕事はコンピューター技術なので、それを視察しても何するものぞ!と言う感じなのですが、他の隊員の皆様とも親しくお話しさせていただき、その仕事やご活躍の一端を知ることができ、意義ある旅となりました。

 とにかくマラウイは遠かった!!旅の始めにアディスアベバで、機体不全のため7時間足止めは辛かった。その7時間の間に皆様とも親しくお話が出来たり、日本に留学していたマラウイの青年と出会ったりと、初めから波乱に富んだ幕開けでした。協力隊員の仕事を深く知ることは中々至難の業ですが、若い皆様がマラウイの地に溶け込み活動している姿がまぶしいばかり。マラウイという地がとても親しみを持って迫ってきます。この間、主人の住む居住地の方々とも親しく接していただいたり、お隣にはなんとマラウイで事業をなさっている日本人の方や同じくシニアボランティア(SV)の方もお住まいで、マラウイ生活充実しているな〜と、安心して帰ってきました。私自身は何も心配はしてないのですが、人生何があるかわからないから、最後の人生、思いっきり生きたらいいと思っているのです。自分の持てる微力かもしれないその力を、自分以外のものに発揮できるなんて、幸せなことです。
 熱い国、熱い大地、その土埃の中を歩いたリロングウェ・ダウンタウン、リロングウェ川で何やら洗って台の上に並べ売っている人々。まるで映画の中のワンシーン、ワンシーンの中を歩いている私たち。チテンジを求めてちょっと怖いエリアを、結局3度も行ってしまいました。
 リロングウェからケープマクレアまでの道のりは長く、その道々で出会った風景もいまでは懐かしい。お昼を食べる所を探すのがたいへんでやっと見つけたカフェなのか、露店なのかわからない所で食べたサムサ??途中立ち寄ったムーアミッションミュージアム(マラウイでただ一つの博物館)マラウイの歴史のわかる所でスタッフの説明はよくわかり素晴らしかった。マラウイにもこんな素敵な所が〜という感想。時間がなく、コーヒーを飲むのもそこそこに辞しました。リゾートでの2日目は Liwonde National Park Muv campのスタッフの方々には素晴らしいおもてなしを受け、感激しました。主にマラウイ人はスーパーの店員さんでもそっけない方が多い中さすが教育が行き届いているのだなと思いました。大自然、動物たち、夕焼け、星空のどこを切り取ってもやはり現実を忘れさせるシーンです。
 マラウイのオフロードを走り、Dedza  Potteryに寄ります。アフリカの素朴な陶器にも出会いました。割れてしまっては困るので多くは買えませんでしたが。
 書きだしたら止まらない多くのことを見て、学ぶことが、出来たような!マラウイから帰る前日には、日本大使館の大使公邸にてお食事会に招かれ、今回ご一緒したマラウイツアー参加者、青年海外協力隊員の方々ともども親しくお話させていただき、大使ご夫妻のフレンドリーな素晴らしいお人柄に触れることも出来、マラウイ最後の素敵な夜を皆様と共有出来ました。
 実は、その前日も同じ敷地内にお住まいのSVの方々ともお食事をご一緒させていたのですが、マラウイの不便かもしれないけれど、ある意味豊かな暮らしがかつての昭和の時代を思い起こすような、2度とは戻れはしないのですが、そのような暮らしがあることを、目に焼き付けて。
成田に着いてやっと一段落。皆様それぞれのホームに散って行きました。正に一期一会。もう二度とお会いできないかもしれない方々と親しくお話させて頂き、素晴らしい時間を共有出来、感無量です。今回の旅では本当にたくさんの物が収穫出来たのですが、これまでとは違い何度でも振り返る事が出来ます。個人的には先々で「職業は何?」と聞かれた事が、実は新鮮でした。職業に関係なく参加したわけですが、これからの仕事にも何かプラスになればラッキーかなと、思っています。色々な所にヒントが隠れております。アート的なものに心引かれる物がたくさんありました。まだまだ書き足りない思いなのですが、この辺で終わります。本当にありがとうございました。


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