2年前に日本を出発した娘が地球の裏側でどのような生活をし、また、ソーシャルワーカーとして、どのような現地への貢献をしているのだろうとの思いで「視察の旅」に参加しました。
ボリビアについて、1日目、2日目は任地であるプナタでホームステイ先にお世話になりました。大家族の中に一緒に生活させていただき、私の訪問を皆さんで歓迎してもらいました。娘はスペイン語と日本語の同時通訳をしてくれ、その雰囲気で、この家族の暖かい見守りもあって2年間大病もせず、頑張ってこれたのだと感じることができました。
職場訪問をしましたが、思っていたよりこじんまりとした事務所で、ここを拠点に活動してきたのかと思い見学しました。ソーシャルワーカーとしてどのような仕事ができたのだろうと心配しましたが、足がかりとして学校などに出向いて折り紙や日本語教室などで子供たちと関わりを持つことから始めていったと娘に聞きました。街を一緒に歩いてみましたが、店番をしている人たちや小学生によく声をかけ、笑顔で会話をし、夜には地元も祭りの踊りのグループに参加し、若者たちと関わりを持っていました。このようにして、地元の人たちに受け入れられて、DV・虐待の予防啓発を進めてきたのだなと思い、最終的に活動のパンフレットを作成し形として残せたのを確認できて、私も一安心しました。
ボリビアに滞在中、ウユニの大自然に感動し、娘の住むプナタでは昔の日本のような人情や懐かしさを思い、サンタクルスでは私の思っていた南米を感じました。そして2年間生活し、活動してきたボリビアを案内してくれた娘の成長を感じることができました。
生活を支えていただいたご家族・スペイン語を教えてくださった近所の文房具店主の方、仕事の同僚の方々、友達になってくれた若者たちや近所の方々に本当に感謝します。
そして、一緒に旅をしてくださった方々、「視察の旅」を企画していただいた「協力隊を育てる会」とJICA関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
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