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「視察の旅」に参加して

ボリビア 中川 小由美さん
−中川 清美 隊員(H26-1次隊/小学校教諭)のお母様

 実はボリビアへの旅は、今回が二回目です。一回目は、名前も知らなかった遠い国で頑張っている娘に会いたくて去年の暮れからお正月にかけて個人的に行ってしまっていたのです。帰り際、ホストファミリーの方々にももう二度と会えないと思ってお別れしたのに、またこんな企画をしていただけ、二度もボリビアに行けたことを感謝しています。育てる会の皆さま方には、大変お世話になり、ありがとうございました。

 一度目は、娘の勤めている学校が夏休み中で勤務の様子が分からなかったのですが、今回は娘と一緒に出勤し、どんな風に働いているのかを見ることができ、とても有意義でした。
 娘はたくさんの子ども達に慕われ、先生方からも頼りにされていることが良く分かり、とても嬉しく誇らしく思いました。子ども達は、朝学校で娘の顔を見ると、皆寄って来て次々にハグをします。とても人なつっこくて可愛らしい子どもさん達です。私も娘の母だと知ると、鈴なりになってハグをしてくれました。人と人とのふれあいがこんなにも心地いいものだと改めて知らされました。

 また、現地の先生の授業をサポートしている娘の様子も見学させてもらいました。授業で使う教材を一緒に作ったり、板書の仕方を工夫したりして、良い授業にしようという先生にいろいろアドバイスをしている娘に感心しました。また、この日は娘達や日本の隊員達で企画した現地の先生方への研究会が娘の学校であり、てきぱきと準備・後片付けをしている様子も見られ、この地で溶け込んで頑張っていることが良く理解できました。
 一番驚いたことは、中間休みに子ども達にお菓子と飲み物が配られることです。朝ご飯を食べて来ない子が多いのが原因らしいのですが、幼稚園児から高校生、そして職員の先生方にも配られ、皆思い思いの場所で楽しそうに食べていました。もちろん私も娘と一緒にいただきました。先生方も何人かで話しながら食べておられました。背の高い高校生達が先生と輪になって笑いながら食べている光景は、とても微笑ましかったです。その上、まだ売店で食べ物を買っている子もいました。低学年らしき子が休み時間の終わり頃にやっと自分の買う番が回ってきて、ビニール袋にストローを刺したジュースを手に教室に帰って行くのを見ましたが、勉強が始まるのに置くこともできないものを買ってどうするのだろうと心配になりました。日本と違、いほのぼのとしたボリビアらしさを感じました。

 観光では、前回来た時にウユニ塩湖やチチカカ湖に行ったので、今回は北の方ジャングルに行くことにしました。ラパスから小さなプロペラ機で30分、車で4時間・舟で3時間の所でキャンプ生活をしました。日本の川と違い茶色く濁った水でしたがワニや鳥たちの楽園で、ピラニア釣りやピンクイルカが泳いでいるのを見ました。朝日や夕日をゆったりと眺め、自然を満喫して来ました。

 ボリビアで会った日本人の方々から何度も、「ボリビア人は本当にいい人達でボリビアは住み易い」と伺いましたが、私もまたそう感じる一人です。ホストファミリーもいい方達で、二回目の訪問もまた大歓迎して下さいました。娘は、学校の校長先生始め職員の方々にも、ホストファミリーにも、ダンスの仲間にも恵まれ、生き生きと暮らしており安心しました。
 来年の3月までもう会うことはできませんが、自分の思う通り存分に活動してきてくれることと信じ、帰ってくるのを心待ちにしています。
 今回この旅でお世話になりました川上さん始め、たくさんの方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。


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