一般社団法人協力隊を育てる会
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「サバイディー(こんにちは)!ラオス」

ラオス 森 啓子さん
−森 治彦 隊員(H26-2次隊/バレーボール)のお母様

 「視察の旅」・・・実は私は楽しみにしていました。しかもラオス・・・東南アジア最後の秘境といわれている国です。しかし息子が協力隊として参加するまではどこにあるのか、どんな国なのかはほとんど知りませんでした。息子は北部ウドムサイで、バレーボール指導のスポーツ隊員として赴任しました。

 11月5日、ラオス直行便はないのでベトナム経由で乗り継ぎ、いよいよ首都ビエンチャンへ。空港では元気な息子達の姿が。まずはJICA事務所へご挨拶、その後日本大使館訪問。一人一人の自己紹介のあと元協力隊員をされた参事官のお話があり、ラオスに対する熱い思いがとても感じられました。迎えに来てくれた息子は現地人が誉めるほど、ラオス語がペラペラとなっていました。

ルアンパバーン、セー滝で知り合ったお坊さんデュアン君と

 2日目は世界遺産に登録されているルアンパバーンへ。ナイトマーケットには連日通い、息子の通訳案内に買い物値段交渉にと想像以上のアテンドをしてくれました。もちろん象に乗るエレファントライド、美しい滝も素晴らしいかったです。

 そして息子の任地ウドムサイへ車で向かいました。息子が教えているウドムサイスタジアムを訪問し体育館へ。練習は休みを予定していましたが、聞きつけてやってきた教え子達は少ない人数でしたが、楽しそうにバレーボールをやっていました。息子を慕ってくれているのがよくわかりました。夜は大家さん宅でウドムサイ同期隊員や知り合いの方達が集まってくださり、手料理をたくさん振る舞って下さいました。

 実は私は2回目の「視察の旅」になります。2009年、娘が協力隊員としてアフリカガーナに赴任しました。その時息子も「視察の旅」に同行しました。その時の体験がもちろん息子には刺激になっていたと思われます。
アフリカの苛酷な旅に比べるとラオスは水も緑も電気も豊かで、停電もありません!日本との交流50周年という歴史ある国で親日国です。母なるメコン、そのメコン川に落ちる夕陽の美しさ、ほんとにたくさんある寺院の美しさに触れ、仏教国を肌で感じました。そしてラオスの人々の優しさ・・・、ホストファミリー大家さん、滝で知り合った若いお坊さんは日本語が上手でした。トゥクトゥクの運転手さん、皆さん優しく穏やかです。

 息子のイキイキした姿に安心し、残りの任期を全力で努めてほしいと思いました。今回、私も微力ではありますがバレーボール練習着(日本で着なくなったもの)を地元で集め、スーツケースに目一杯詰め込んで息子に手渡しました。息子は巡回する学校に配っているようで、みなさん喜んでくれているようです。娘、息子を通じて私自身も何らかの形で国際交流のお手伝いが少しでもできたらいいな・・・と考えています。ラオスを訪れてみて、あぁいい国だな・・・とラオスファンになりました。

 帰国間際にやはり?下痢の洗礼を受け少し体調を崩しましたが、JICA事務所の健康管理員さんには大変お世話になりました。ありがとうございました!現地で頑張ってる隊員の大きな支えになって下さっているんだなぁ・・・と心強く思いました。

任地ウドムサイのスポーツ事務所にて

 4月に迎えるラオスのお正月、水掛け祭と、今から息子からの発信を楽しみにしています。一年を切った残りの任期を無事に過ごして今後に繋げていってほしいと思います。

「コープチャイ ライライ(ありがとう)ラオス!」


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