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「視察の旅に参加して」 |
タンザニア 西内 節子さん
−西内 教郎 隊員(H22-3次隊/理数科教師)のお母様 |
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初めての海外、それもアフリカ、一人での参加という事で不安もありましたが、「息子がどんな所でどんな生活をしているのかこの目で見てみたい、アフリカに行くチャンス!」との気持ちが強く視察の旅の参加を決めました。
出発の日が近づくにつれ緊張と不安が募ってきます。
夫は楽しんでくるように云ってくれますが、ドキドキであまり眠れません。
現地の息子からは、長時間のバス移動を心配してきました。
いよいよ出発。ダルエスサラーム空港に着くと、JICAスタッフの方や隊員達が笑顔で迎えてくれ、その中に息子の顔もあり、ほっと安心です。
次の日息子と二人で任地のイリンガに向かってバス移動。車窓の景色にあきることなく目をこらしました。野原でのトイレ休憩など楽しんで9時間移動も思ったより、短く感じました。イリンガでは現地隊員達に迎えて頂き、夕食を共にしました。
福岡を経って3日目の夜に、やっと息子の家に着きました。
任地の中学校に行き、校長先生や先生方に挨拶をして、ジャカランタの花咲くイリンガの街を歩きながら、道で会う人たちと挨拶をする息子の様子や、住みやすい気候に安堵しました。
その日の夕食は韓国人ボランティアの家でキューバ人のお別れ食事会に現地隊員と一緒に参加させて頂き、国際交流を楽しみました。現地隊員の方達の生活状況など聞いていると大変だけどしっかり生きていく若者達の姿にたくましさを感じ元気に任務を果たせるように祈りました。
ルアハ国立公園では果てしない大地、地平線に沈む夕日、満天の星空の美しさに感動。ザンジバルのストーンタウンやきれいな海にまたもや感動しました。
息子と9日間一緒に過ごして、頑張っている姿に成長を感じ、たくましく思いました。何よりも、周りに良き友人達がいることに安心し、その人たちに会えたことに感謝です。こんなすてきな体験ができたことに、JICAスタッフの方や育てる会の方、息子に感謝します。ありがとう。 |
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