アフリカ・マラウイ、何ととてつもなく遠く、普通に生活していては行こうとも思わない所でした。
昨年、娘が青年海外協力隊員でマラウイに行くことになり、アフリカ・マラウイと言う国の名を聞いたのも場所を地図で探したのも初めてのことでした。そんな遠い国まで飛行機の大嫌いな主人と2人、娘の様子見たさに、この旅に参加させて頂きました。アディスアベバ空港では、飛行機の故障で長い足止めがあった他は、大きなトラブルもなく全員で無事に日本に戻れたこと、何よりもまず喜んでいます。そしてお世話いただいた育てる会の冨岡さん始め皆様、旅行会社の方、同行してくださった新さん、現地で出迎えていただいたJICA職員の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
出発前の嬉しそうな顔と同じ顔で、元気いっぱい飛行場に出迎えた娘、1年ぶりです。バスの中で、新さんと話している様子・隊員の方との話しぶりで、こちらに来て生き生きとしている娘の姿に安心しました。
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任地バラカに向けて、初めて見るアフリカの景色にあっという間の3時間のデラックスバスでの移動です。しかしバラカ着間際、真っ黒い雲に大雨、これがスコールか!!ずぶぬれになり家に付き、シャワーに入るとキャー!! 水!! 冷たっ!! 寒い!! それから2〜3日フリースをはなせないほど強風で、22℃と寒い日が続きました。アフリカなのに寒い!!アイスノン抱いて寝るどころか毛布をかけての就寝でした。
早速、日本から持ってきた米・食材・菓子・日用品・蚊取シュー・バレーボール8個などなど、大喜びで「これも貴重」「これもうれしい」「どのタイミングで食べよう」などとほんとうに嬉しそうに確認し、親しい隊員への土産として袋詰めするのを見ていると、同じ環境で頑張っている隊員同士、懐かしく・嬉しい気持ちは同じ、分けてあげて分けてあげてと言う思いになります。
アフリカに来て驚いたことに、ミニバスの客の多さと冷汗もののスピード・座布団の下からサソリ・庭の生き物(ウサギ・ニワトリ・ハト)は食材などなどたくさん。
逆に感激したことには、ウエルカムマンゴーで迎えてもらいマンゴーのおいしさにブラボー!! またリウォンデ国立公園のサファリに行き見晴らし台から見た、降ってきそうな星の数の多さ!! 美しさ!! 流れ星!! 忘れることが出来ません。
学校での活動を2ヶ所見せてもらったのですが、電話で活動の途中経過を時々話していた中で、「現地の先生方はお金がもらえないと動いてはくれない」「お菓子やジュースを出さないと集まってくれない」など、ボランティアでは思うように動いてくれないもどかしさ・はがゆさをよく聞いていたので、型になった子供たちの合唱・かご造りの授業を見て娘の努力にも感心させられましたが、先生方にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。発表している子供たち・見ている子供たちの楽しそうな顔や、生き生きとしたかご造りの活動を一緒に体験でき、子供達は、どこの国の子もどんな状況にあっても興味あることにはキラキラした眼で取り組むことが出来るのだと実感しました。そして私も充分に楽しませてもらいました。
石川から持ってきた金・銀・銅の表彰状・修了書多数・バレーボール8個、どんなふうに活用するのか早く知りたい気持ちになりました。
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9日間一緒にいて まず感心させられたのは“言葉”。話せないと何も始まらないとは言うものの、不自由ない先生方とのコミュニケーション・地元の方達にもすっかりとけ込み、たくましく生き生きと生活しているということでした。
次に、娘の周りにはたくさんの仲間であったり素晴らしい友人がいて、いろいろな方とつながり、助けてもらい、支えてもらいながら自分の持てる力を十分に発揮し、頑張っている姿に感心し誇らしくさえ思いました。残り11か月最終目標に向け頑張ってくれることを期待したいと思います。
今回の「視察の旅」で娘の大きく成長した姿を見ることができ、二度と行くことのないアフリカマラウイと言う国のほんの一部ではありますが見ることができ、主人と二人で参加できたこと、帰ってからの娘との電話の中でも話が見えるということで、やりたいことがより理解できるようになり、本当に参加して良かったと喜んでいます。ありがとうございました。
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